妊活に大切な栄養素〜ビタミンDとAMHのお話
不妊治療専門外来に行って一番驚いたのは、体づくり、栄養面の大切さでした。
一般的には体を温める、ストレスをためないことなどが重要であるとされています。
また、妊娠初期に葉酸が必要であることも非常に有名です。
ただ、私が本当に衝撃を受けたのは、妊娠率に直接影響する重要な栄養素があったということです。
それはビタミンDです。
AMH(※)の高さとの関連性や着床率の向上が統計的に出ているということが病院に張り出されていました。
具体的には、
血中ビタミンD濃度が高いほどAMHが高い
習慣流産のリスクを下げる
ということでした。
(正確な情報はビタミンD、妊活などで検索すれば、色々な病院が詳細な情報を提供しておられるので、ご参考くださいね!)
ビタミンDは日光を受けると体内で生成されますが、駅直結のビルで働いていたり、毎日、日が暮れるまで働いている中で、日光に当たる機会を確保するのも難しいと思いますので、サプリメントに頼ることがよい方法のように思います。
ちなみに私は、病院が販売しているサプリメント(というか、製薬会社が病院にのみ提供しているサプリメント)を利用しました。
ネットのサプリメントや各種市販のサプリメントを探したものの、いまいち体に合うものに出会えなかったこと、病院で紹介していただくサプリがネットで販売されているビタミンDと同程度の価格でそれほど高くなかったことによります。(1か月か2か月分で3000円しなかったぐらいだった記憶です(ネットで価格を公開している病院があったのでみてみたところ、その病院では2か月分で2000円ちょっとのようです。)。)
ちなみに、ビタミンDとAMHとの相関性ということを書きましたので、AMHについても少しお話しさせてください。
AMHというのは妊活をされている皆さんはご存知だと思いますが、念のため補足しますと、卵巣予備能、すなわち卵巣内にどれくらいの数が残っているかの目安となる指標と言われています。
ただ、私がもともと通っていた産婦人科では、「AMHは若いうちはストレスで変動することもあるから」なんてことも言われていました。その先生がおっしゃるには、AMHについてはまだわからないことも多いということでした。
また、今ウェブサイトで検索すると、AMHが変動する旨記載しているクリニックの情報も出てきます。
生殖医療についてはまだわかっていないことは多く、日進月歩で異なる真実が発見されているように思います。
このウェブサイトをご覧になっている方の中には、既にご自身の数値を知っていてもしかしたらショックを受けている方もいらっしゃるかもしれません。
ネットで検索して、自分だけで悩むのではなく、何でも相談できる先生を見つけて、是非色々聞いてみてくださいね!